【1月22日 AFP】2月に開催される第59回ベルリン国際映画祭(Berlin Film Festival)の実行委員会が20日、審査員を発表した。

 既に発表されていた審査委員長ティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)とともに金熊(Golden Bear)賞及び銀熊(Silver Bear)賞を選ぶことになるのは、以下の6人。

- ウェイン・ワン(Wayne Wang):香港出身の映画監督。ハーヴェイ・カイテル(Harvey Keitel)とウィリアム・ハート(William Hurt)が共演した『スモーク(Smoke)』(1995年)や小説を映画化した『ジョイ・ラック・クラブ(The Joy Luck Club)』(1993年)などの作品が知られている。

- イザベル・コイシェ(Isabel Coixet):スペインの映画監督・脚本家。『死ぬまでにしたい10のこと(My Life Without Me)』(2003年)でブレーク。

- ヘニング・マンケル(Henning Mankell):スウェーデンのミステリー作家。ヴァランダー警部(Inspector Wallander)シリーズは世界38か国語に翻訳されている。

- ガストン・カボレ(Gaston Kabore):ブルキナファソの映画監督。『Wend Kuuni』は、欧州におけるアフリカ映画の人気の火付け役となった。

- アリス・ウォータース(Alice Waters):米国のスターシェフで大の映画ファン。カリフォルニア(California)州の有名レストラン「シェ・パニース(Chez Panisse)」のオーナー。

- クリストフ・シュリンゲンズィーフ(Christoph Schlingensief):ドイツの前衛映画監督・舞台演出家。『ドイツチェーンソー大量虐殺(The German Chainsaw Massacre)』で知られている。

 今年の映画祭は2月5日、クライヴ・オーウェン(Clive Owen)とナオミ・ワッツ(Naomi Watts)共演のサスペンス『The International』でオープニングを迎える。金熊賞発表は14日。(c)AFP