【1月18日 AFP】イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)が実効支配するパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)への攻撃停止を一方的に宣言したイスラエルとハマスを仲介し、停戦に導きたいエジプト政府は18日、ハマスの代表と会談した。

 エジプトのホサム・ザキ(Hossam Zaki)外務省報道官は、今月6日に提案したまま宙に浮いていたエジプトによる和平イニシアチブは「依然、有効で生きている」と語った。このイニシアチブでエジプトは、イスラエル側のガザ境界の封鎖解除、パレスチナ側の武器の密輸停止、パレスチナ和平交渉の再開を求めていた。
 
 エジプトの発表に前後し、パレスチナの武装勢力各派はシリアのダマスカス(Damascus)で会合を開き、1週間の停戦を申し入れることで合意した。イスラム原理主義組織「イスラム聖戦(Islamic Jihad)」の広報官によると、境界の通行を再開し、人道援助物資の流入を可能にするためだという。(c)AFP