【1月18日 AFP】15日に米ニューヨーク(New York)市のハドソン川(Hudson River)に不時着したUSエアウェイズ(US Airways)のエアバス(Airbus)旅客機の引き揚げ作業が、18日未明(日本時間18日夜)に終了した。

 ハドソン川の流れと低い水温に阻まれ、作業開始は17日深夜にずれ込んだ。また連邦捜査官らによると、捜索隊は事故の際に機体から外れたとみられる同機の左エンジンを発見したもようだ。

 一方、運輸安全委員会(National Transport Safety BoardNTSB)のキティ・ヒギンズ(Kitty Higgins)委員は、チェズレイ・サレンバーガー(Chesley Sullenberger)機長が事情聴取に対しコックピットのフロントガラスが「巨大な鳥たちで文字通り真っ暗となった」と語り、鳥の群れとの衝突が事故原因だと証言したと明らかにした。機長と副機長は同時に轟音と衝撃を感じ、その後エンジンが止まって鳥の焦げるにおいがしたという。(c)AFP/Sebastian Smith