【1月17日 AFP】(記事更新)サッカースペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)のラモン・カルデロン(Ramon Calderon)会長が16日、クラブの本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で記者会見を行い、辞任を発表した。

 クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を獲得しようと議論を呼んだカルデロン氏は、2008年の年次総会で承認された会計報告で投票を不正操作したとして非難を受けていた。

 4年の任期が2010年に切れることになっていた57歳の弁護士カルデロン氏は、会見で後ろめたいことなくクラブを去ると語っている。

 カルデロン氏は「不正には関与しておらず、潔白な心で去る。2006年に任期が始まったときより多くの財産と健康を失った」と感情的に語っている。

 さらにカルデロン氏は、辞任によりクラブを包む緊迫した雰囲気が「沈静化」することを望んでいるが、「世界最高のクラブ」で会長の職務を果たしたことを誇りとしていると付け加えている。

 会見で涙を流したカルデロン氏は「私は分け隔てなく誠実に務めた(中略)これは不公平と悪意の勝利だ。私は失敗を犯したが、決して不正はしていない」と語り、他の役員の助言に反して辞任を決意したことを明らかにしている。

 なお、6月に新たな会長選が実施されるまではビセンテ・ボルダ(Vicente Boluda)副会長が会長代行を務めることになる。

 カルデロン氏は、スポーツ紙「マルカ(Marca)」が13日に同氏が2008年12月7日に行われた年次総会で、2008年の決算と2009年の予算の僅差での承認を得るために資格のない代表者を総会に動員したと糾弾して以来、プレッシャーにさらされていた。

 この件でカルデロン氏は14日に2人のクラブ職員を解雇しているが、自身は不正に関与していないとして辞任要求を拒否していた。(c)AFP