【1月16日 AFP】ダカールラリー2009(Dakar Rally 2009)四輪部門第12ステージ(フィアンバラからラ・リオジャ、競争区間220キロメートル、総距離485キロメートル)。第11ステージを終えて総合首位に立っていたフォルクスワーゲン(Volkswagen)のカルロス・サインツ(Carlos Sainz、スペイン)は、コース途中のがけから転落してリタイアし、確実視されていた優勝を逃した。

 チームメイトである総合2位のマーク・ミラー(Mark Miller、米国)に約27分差をつけて12ステージをスタートしたサインツは、大会初優勝への道を順調に歩んでいたが、79キロ地点で災難に見舞われた。

 右肩を負傷したサインツは「見えなかった。前輪が穴に落ち、フロント、屋根の順に落下した。ブレーキをかけたが止まることができなかった」と語っている。

 また、コ・ドライバーのミッシェル・ペラン(Michel Perin)は腕を骨折し、両ドライバーはヘリでスタート地点のフィアンバラ(Fiambala)にある野営地に搬送されている。(c)AFP/Emmanuel Pionnier