【1月15日 AFP】自宅でも職場でも話し相手がいないと嘆く人びとの間で、玩具大手セガトイズ(Sega Toys)が発売した鉢植え型の玩具「ペコッぱ」が人気だ。

「ペコッぱ」は植木鉢に植わった小さな植物の形をした電子玩具で、「機能異方性形状記憶合金」を使用し、音に反応して筋肉のようにしなやかな動きをみせる。二枚の葉が、そばで話しかける人に向かってうなずいたり、葉をはためかせて励ましてくれる。

 セガトイズ広報によると、前年9月の発売以来、3か月で5万個を販売した。

「ペコッぱ」をコミュニケーションツールとして開発したという同社の坂上美菜子(Minako Sakanoue)さんは、職場で仕事の愚痴を聞いてくれる同僚や、話し相手となる子どもがいない人びとが「ペコッぱ」を傍らに置けば、いつでも優しくうなずいてくれると効用を語る。また、職場でデスクの上に置いて、営業の電話をかけるときに励ましてもらうという使い方もあるという。

「ペコッぱ」の価格は2310円。セガトイズは「ペコッぱ」の花バージョン「花っぱ」を6月にも発売する予定で、こちらの値段は2625円だという。(c)AFP