【1月15日 AFP】ベネズエラ議会は14日、ウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領が提案した、大統領など選挙で選出された公職者の無期限再選を可能にする憲法改正案を、賛成多数で承認した。

 改正案は今後、国民投票で是非が問われることになる。投票は2月15日に実施される見通しだが、2007年末に実施された同様の改正案の場合と同じく否決される可能性もある。

 チャベス大統領は当初、大統領職のみ再選制限を撤廃したい意向だったが、最近になって、選挙で選ばれた全公職者へも対象を広げている。同大統領はすでに、連続再選が可能となれば、2012年の大統領選も出馬すると表明している。

 同大統領は1998年に初当選し、2006年に再選、2013年2月までの任期となっている。ベネズエラでは1999年に憲法が改正され、大統領の任期は連続2期まで可能となった。

 議会は大半がチャベス大統領の支持者で、採決は挙手で行われた。野党メンバー7人だけが反対票を投じた。(c)AFP