【1月11日 AFP】インドネシアのスラウェシ(Sulawesi)島沖で11日午前2時(日本時間同日午前3時)ごろ、260人以上を乗せていたとみられるフェリーが転覆した。多数が行方不明になっており、警察と軍が夜を徹して捜索しているが、悪天候のため難航しているという。

 このフェリーはフェリーは南スラウェシ(South Sulawesi)州のパレパレ(Pare Pare)を出航し、東カリマンタン(East Kalimantan)州のサマリンダ(Samarinda)へ向かう途中、スラウェシ島西部のマジェネ(Majene)沖50キロで消息を絶った。

 インドネシアのユスマン・シャフィ・ジャマル( Jusman Syafii Djamal)運輸相によると、約150人が発見されたが、約100人が行方不明になっている。生存者の数は確認されていないという。

 生存者の1人が地元テレビ局に語ったところによれば、フェリーは4メートルの大波を受けて転覆したという。国営アンタラ(Antara)通信はフェリーは午前4時(日本時間午前5時)に沈没したと報じた。現在現場付近は雨期にあたり、ここ数日は暴風雨が続いて数か所で鉄砲水も発生していた。

 インドネシアでフェリーは重要な交通機関だが事故も多い。2006年12月にはジャワ(Java)沖の沈没事故で500に以上が死亡、08年9月にはマルク(Maluku)州で起きた船火事で9人が死亡している。政府は安全対策を強化する姿勢を繰り返し示している。(c)AFP