【1月9日 AFP】イスラエルのエフド・オルメルト(Ehud Olmert)暫定首相は9日、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)との即時停戦を求めた国連安全保障理事会(UN Security Council)決議を拒否し、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)への攻撃を続行すると言明した。

 イスラエル首相府が発表した声明のなかで、オルメルト首相は「イスラエルは自国民を守る権利に関する決定ついて、外部からのいかなる影響にも左右されたことはない」と述べ、「イスラエル市民を守るため、イスラエル国防軍(Israel Defense ForcesIDF)は作戦を続行し、与えられた任務を遂行する」と、ガザ攻撃続行の意志を示した。

 さらに「今朝もイスラエル南部の市民を狙ったロケット弾攻撃があった。これは国連決議が現実的でないことの証明だ。パレスチナの『テロ組織』も決議を尊重していない」と述べた。(c)AFP