【1月9日 AFP】朝日新聞(Asahi Shimbun)は8日、バラク・オバマ(Barack Obama)米次期大統領が、ハーバード大学(Harvard University)教授のジョセフ・ナイ(Joseph Nye)氏を駐日大使に起用する方針だと報じた。

 同紙は米政府関係筋の話として、大統領就任前に人選を行うことでオバマ氏が日米関係を重視する姿勢を示したとの見方を紹介している。

 ナイ氏は、国家や指導者が軍事力のみに頼らず、世界に魅力を示すことで成功を収めるべきとの考えを示した「ソフトパワー」論の提唱者として知られる。ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領はソフトパワーを軽視していると批判されることがある。

 2008年に執筆した意見記事で、ナイ氏は日米政府関係の「沈滞」感について、米国が台頭する中国により強い関心を向けているとの日本側の認識が一因だと指摘。米国はソフトパワーを重視することで日本を「もっと同等で重要な同盟国」と位置づけ、気候変動や病気の世界的大流行(パンデミック)など新たな脅威との戦いで日米が協力できるとの見方を示していた。(c)AFP