【1月8日 AFP】コレラやインフレ、政治的混乱の続くジンバブエで、教師が学校に出勤してこない恐れが出ていることから、新学期の開始が2週間延期されることが決定した。同国の政府系日刊紙ヘラルド(Herald)が報じた。

 新学期は13日から始まることになっていたが、教育省幹部は延期の理由について、「前年に行われた期末試験の採点が終わっていないため」と語っている。

 ジンバブエでは、一部の教師が、前年行われた大統領選をめぐる暴動の最中に逃亡した。それ以外にも、生活が苦しいため、学校での仕事を捨て路上での商売を始めた教師もいるとみられる。

■深刻なインフレ、授業料も外貨で徴収?

 ヘラルド紙によると、教育省はこの期間を利用し、学校側から出されている「授業料を外貨で徴収したい」との要望を検討するという。

 ジンバブエでは前年、同国の激しいインフレによって賃金が微々たる額に減少しているとして、教師らが賃金アップを訴えて数回のストライキを起こしている。

 ジンバブエのインフレ率は、最後に算定された7月には2億3100万%に上っていたが、民間のエコノミストらによると、現在は数兆%になっているとみられている。

 これに対し、同国の中央銀行は、時には月に何度も新しい高額紙幣を発行しているが、物価の上昇にはまったく追いついていないのが現状だ。多くの商店では外貨での支払いが求められ、事実上、一般のジンバブエ国民は閉め出されている形になっている。(c)AFP