【1月3日 AFP】キューバのラウル・カストロ(Raul Castro)国家評議会議長(77)は2日夜、テレビ演説で、直接対話を考慮すると表明しているバラク・オバマ(Barack Obama)次期米大統領に対し、「仲介役なし」かつ対等な立場での直接対話に応じる用意があると呼びかけた。

 演説の中でラウル・カストロ議長は、「ある姿勢が示されれば、こちらも姿勢を示して応じる。いつでも仲介なしの直接対話に応じる。ただし、決して急いではいない。キューバは絶望的な状況にない」と述べた。

 長期にわたる経済制裁と強硬姿勢でキューバを孤立化させてきた米国だが、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領が脇に追いやり対話を拒んできた指導者らに対し、オバマ次期米大統領が関係見直しを表明していることから、キューバ政府には現在、米国との関係改善の可能性が出てきている。

 ラウル・カストロ議長は、今月20日に政権を発足させるオバマ次期米大統領について、「多くの前向きな取り組みをする可能性もある」と評した。議長は、次期大統領がキューバへの敵対政策のすべてを解除するとは予想していないとしながらも、「この点についてわたしが間違っているのならいいのだが」とオバマ新政権への期待もにじませた。(c)AFP/Isabel Sanchez