【12月27日 AFP】北京五輪の陸上金メダリスト、ジャマイカ(Jamica)のウサイン・ボルト(Usain Bolt)選手がゴール後に披露したダンスを創作した振付師のデービッド・アレクサンダー・スミス(David Alexander Smith)氏が26日、ジャマイカの首都キングストン(Kingston)のバーで射殺された。

 現地ラジオ局によると、「アイス(Ice)」の愛称で知られるスミス氏は同日朝、キングストン市内のバーで2人組と口論になり、頭と胸の2か所を銃で撃たれ死亡。2人組はその後スミス氏のレンタカーで逃亡したという。

 スミス氏が創作したダンス「ガリー・クリーパー(Gully Creepa)」は、ボルト選手が北京五輪で男子200メートルを世界新記録で制した後で披露し、有名になった。ボルト選手はその後、同100メートル、400メートルリレーで世界新を更新し、3冠を達成した。
 
 ジャマイカは殺人事件の発生率が世界で最も高い国のひとつとして知られ、2008年1年ですでに1500人以上が殺害されている。(c)AFP