【12月26日 AFP】(一部更新、写真追加)パキスタンのベナジル・ブット(Benazir Bhutto)元首相が暗殺されてから27日で1年になる。パキスタン人民党(Pakistan People's PartyPPP)議会派の広報担当者によると、ブット一族の墓地がある南部シンド(Sindh)州のガリ・コダー・バクシュ(Garhi Khuda Bakhsh)村には26日、翌日の追悼式典を前に3万5000人以上の人びとが集まった。

 ブット元首相は2007年12月27日、ラワルピンディ(Rawalpindi)で開かれていたPPPの選挙集会での演説を終えた後、自爆攻撃により暗殺された。54歳だった。暗殺の2か月前に亡命生活を送っていた英国から帰国したばかりだった。

 追悼式典は27日午前9時(日本時間午後1時)から始まる。追悼行進では、ブット氏の夫のアシフ・アリ・ザルダリ(Asif Ali Zardari)大統領と息子のビラワル・ブット・ザルダリ(Bilawal Bhutto Zardari)PPP共同総裁らが先頭に立つ予定だ。

 式典に参列するザルダリ大統領やユサフ・ ギラニ(Yousuf Raza Gilani)首相ら、要人の安全確保のため、現地には警察官、党関係者、ボランティアら8000人が動員されている。

 人びとはあるいは電車やバス、自家用車で、あるいは自転車で、続々とガリ・コダー・バクシュ村に集まっている。中にはひたすら歩いてきた人もいるという。

 村内は、故ブット氏の肖像写真を掲げた人びとや、同氏のポスターや演説を収録したCDなどの記念品で一もうけしようという露天商らであふれかえっている。

 27日は、故ブット首相を悼む日としてパキスタン全土で休日となり、各地で追悼式典が開催される。(c)AFP