【12月25日 AFP】(一部更新)ギニアで起きたクーデターで24日、ギニアの軍事政権指導者ムサ・ダディ・カマラ(Moussa Dadis Camara)大尉がクーデター後初の記者会見を開き、自分が「ギニア共和国の新大統領だ」と述べた。

 カマラ大尉は「わたしがこの国の大統領であり、軍事評議会の『国家民主発展評議会(National Council for Democracy and DevelopmentNCDD)』議長であると確信している」と主張。「軍の基地から大統領官邸まで」、国全体で「(カマラ大尉を)支持する動き」があると強調した。

 その上で、「わたしは偶然、権力を握ったわけではない。さまざまな資質があり、愛国者だからだ」と述べる一方、今後行われる大統領選には出馬する意志はないことを明らかにした。

 また、クーデター前の政権メンバーについて記者に問われ、兵士らが捜索しているものの「誰も自宅にいなかった」ため、これまでに逮捕された者はいないと語った。(c)AFP