【12月25日 AFP】クリスマスイブを迎えたバチカンで24日、ローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI)がサンピエトロ広場(St Peter's Square)を見下ろす居室のバルコニーに姿を現してろうそくを灯し、深夜ミサが幕を開けた。

 続いて、ローマ法王庁の「外相」であるタルチジオ・ベルトーネ(Tarcisio Bertone)枢機卿が、広場に集まった信者とともに平和の祈りを捧げた。

 広場には、キリスト降誕シーンの情景模型が展示されている。1982年に当時のヨハネ・パウロ2世(John Paul II)が、イタリアの伝統にならって同広場に飼い葉おけでのキリスト降誕の場面を再現して以来、このような展示は毎年恒例となっている。

 サンピエトロ大聖堂(St. Peter’s Basilica)での深夜ミサには枢機卿32人も出席した。(c)AFP