【12月25日 AFP】ロシア政府系の天然ガス独占企業ガスプロム(Gazprom)は24日、ウクライナに対し、2008年分の債務を全額支払った上で09年の契約を行わなければ、来年1月1日にガスの供給を停止すると発表した。

 ウクライナは、欧州連合(European UnionEU)へのガス供給の主要中継国で、06年1月には、価格交渉が決裂したことを受けて、一部EU国へのガス供給が一時的に停止するという事態に陥っていた。

 しかし、ガスプロムのセルゲイ・クプリヤノフ(Sergei Kupriyanov)広報担当は、EU向けのガスは全量供給を続けると語った。

 ウクライナは現在、ガス価格として1000立方メートル当たり179.5ドル(約1万6000円)をロシア側に支払っている。しかし、ガスプロムは、09年から1000立方メートル当たりの価格を400ドル(約3万6000円)にまで引き上げる可能性もあると警告した。

 同日、ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領は、ロシアのテレビ局の年末インタビューで、金融危機に直面しているウクライナに対し、ガス債務を「最後の1ルーブルまで」全額支払わなければ、ウクライナは制裁措置に直面するだろうと語った。(c)AFP/Stuart Williams