火山噴火が熱帯地方の海面温度の低下に関連、米研究
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【12月22日 AFP】火山の噴火活動が、少なくとも過去450年にわたって熱帯地方を定期的に冷却してきたとする論文が、21日の英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscience)」オンライン版に発表された。噴き上げられた噴煙の粒子が、熱帯の上空一帯を覆い太陽光を反射するというのがその根拠だ。
論文は、コロンビア大学ラモントドハティ地球観測研究所(Lamont-Doherty Earth Observatory)のロザンヌ・ダリーゴ(Rosanne D'Arrigo)氏ら3人の科学者によるもの。
3人は、北緯・南緯30度以下の熱帯地方の海面温度の推移と、氷床コア、木の年輪、サンゴ礁の3つの指標を用いて、気温の推移を約半世紀前までさかのぼって推定した。
その結果、1600年のペルーのワイナプチナ(Huaynaputina)火山、1815年のインドネシアのタンボラ(Tambora)火山、1883年の同クラカトア(Krakatoa)火山など、大噴火が発生した後に、海面から水深1メートルまでの水温が低く保たれる状態が続くことがわかった。なかでも、約50立方キロのマグマが噴出し、有史最大とされるタンボラ火山の噴火後、最も長期間にわたって低水温の状態が続いた。
しかし、20世紀に入ってからは、火山活動による海面温度の低下現象が弱まる傾向にあるという。この背景には化石燃料の燃焼がもたらした地球温暖化があると、研究者らは指摘している。(c)AFP
論文は、コロンビア大学ラモントドハティ地球観測研究所(Lamont-Doherty Earth Observatory)のロザンヌ・ダリーゴ(Rosanne D'Arrigo)氏ら3人の科学者によるもの。
3人は、北緯・南緯30度以下の熱帯地方の海面温度の推移と、氷床コア、木の年輪、サンゴ礁の3つの指標を用いて、気温の推移を約半世紀前までさかのぼって推定した。
その結果、1600年のペルーのワイナプチナ(Huaynaputina)火山、1815年のインドネシアのタンボラ(Tambora)火山、1883年の同クラカトア(Krakatoa)火山など、大噴火が発生した後に、海面から水深1メートルまでの水温が低く保たれる状態が続くことがわかった。なかでも、約50立方キロのマグマが噴出し、有史最大とされるタンボラ火山の噴火後、最も長期間にわたって低水温の状態が続いた。
しかし、20世紀に入ってからは、火山活動による海面温度の低下現象が弱まる傾向にあるという。この背景には化石燃料の燃焼がもたらした地球温暖化があると、研究者らは指摘している。(c)AFP