【12月19日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、ブラックバーン・ローバーズ(Blackburn Rovers)の新監督に就任したサム・アラーダイス(Sam Allardyce)氏が18日、クラブの本拠地イーウッド・パーク(Ewood Park)で記者会見に臨み、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のハリー・レドナップ(Harry Redknapp)監督を見習いたいと語った。

 ボルトン・ワンダラーズ(Bolton Wanderers)やニューカッスル(Newcastle United)で指揮を執ったアラーダイス監督は、ポール・インス(Paul Ince)前監督が解任となった翌日の17日にブラックバーン・ローバーズと3年契約を結んでいる。

 今シーズン途中にポーツマス(Portsmouth FC)からトッテナムに引き抜かれたレドナップ監督は、8試合勝利から遠ざかっていたチームを就任初戦のボルトン・ワンダラーズ戦で2-0の勝利に導き、その後は降格圏外まで順位を引き上げている。
 
 前監督のマーク・ヒューズ(Mark Hughes)氏が、マンチェスター・シティ(Manchester City)の監督に就任したことを受け、その後監督に就任したインス氏と共に監督候補に挙げられていたアラーダイス監督は記者会見で「ハリー・レドナップのようになりたいと思っている。彼には利殖の才があるようだからね」と語った。

 07-08シーズンを7位で終えたブラックバーン・ローバーズだが、今シーズンはここまで勝ち点13で降格圏外までには勝ち点5差をつけられている。アラダイス監督は「予期しなかった厳しい順位だと私は思う。だが、私は降格圏のチームを指揮していたこともあるし、この問題から抜け出すためにも選手たちはできるだけ早く能力を出し切った戦いをしなければならない」とチーム再建を誓った。(c)AFP/Alec Kennedy