【12月16日 AFP】(一部更新)英銀大手HSBCは15日、米中堅証券会社社長バーナード・マドフ(Bernard Madoff)容疑者による巨額詐欺事件で、同容疑者に関連するエクスポージャー(リスク資産)が約10億ドル(約900億円)に上ると発表した。

 HSBCは現在把握している情報によるものとして、少数の機関投資家が同容疑者のファンドに投資しており、それらの損失が約10億ドルに上る可能性があるとした。また通常の保護預かり業務部門でも、マドフ容疑者のファンドに投資している顧客がいるが、HSBCへの損失には影響はないものとしている。

 HSBCの損失は、マドフ容疑者へ投資したがったファンド・オブ・ヘッジファンズなど大口顧客への融資から生じた。マドフ容疑者による被害総額は500億ドル(4兆5000億円)に上るとみられる。

 また、ベルギー・オランダ金融大手フォルティス(Fortis)は、マドフ氏の投資会社と直接関連するエクスポージャーはないものの、損失額は8億5000万-10億ユーロ(1100-1200億円)に上る可能性があると発表した。(c)AFP