【12月2日 AFP】英国を訪問中のコンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)米国務長官は1日、ロンドンのバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)を訪れ、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の前でブラームス(Brahms)のピアノ曲を披露した。

 宮殿でのミニリサイタルは、ゴードン・ブラウン(Gordon Brown)首相との会談など、多忙なライス長官の外交スケジュールの合間をぬって開かれたもの。ライス長官の演奏には、デービット・ミリバンド(David Miliband)英外相夫人のルイーズ・ミリバンド(Louise Miliband)さんとロンドン交響楽団(London Symphony Orchestra)のメンバー3人も共演した。

 王室のスポークスマンによると、ミニリサイタルはライス長官自身が希望し、これに応じるかたちでエリザベス女王が宮殿内の音楽室での演奏会を提案した。女王はリサイタル後、演奏を録音した素材をライス長官にプレゼントしたという。

 幼少時にピアノを始めたライス長官の演奏の腕前がプロ並みであることは、よく知られている。(c)AFP