【11月27日 AFP】(写真追加)27日の日本経済新聞によると、シャープ(Sharp)は来春からイタリアで、伊電力大手エネル(Enel)との合弁で太陽電池の生産に乗り出す。投資総額は1500億円規模になるとみられる。
 
 日本メーカーによる海外での太陽電池生産は初めて。欧州2位の電力会社のエネルと欧州機械メーカー1社が過半を出資、残りをシャープが負担する。

 3社が設立する合弁会社では、原材料のシリコンを節約できる「薄膜型」の太陽電池を生産する予定で、2010年から年産48万キロワット規模の新工場を稼働する。

  太陽電池パネル生産で世界最大手のシャープは、各国が太陽発電を助成している欧州でクリーンエネルギー生産の地盤固めを模索している。(c)AFP