【11月26日 AFP】モロッコのマラケシュ(Marrakech)で開かれていた「大西洋まぐろ類保存国際委員会(International Commission for the Conservation of Atlantic TunasICCAT)」の年次総会は24日、大西洋と地中海でのクロマグロの漁獲枠を2010年までに3割削減することで合意した。欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会(European CommissionEC)が25日発表した。

 ECによると、ICCATは、乱獲によって絶滅の危険性が高まっているクロマグロの漁獲枠について、08年の2万8500トンから、09年は2万2000トン、10年は1万9950トンに削減することで合意した。また、2010年の資源量次第で11年には漁獲枠を1万8500トンとすることも可能とした。
 
 ICCATには現在、日本や米国、ノルウェーなどを含む46か国が加盟している。(c)AFP