【11月11日 AFP】ジンバブエの連立政権合意が10日、崩壊寸前にある。9日に南アフリカのヨハネスブルク(Johannesburg)で開かれた南部アフリカ開発共同体(Southern African Development CommunitySADC)の緊急会合で、各国首脳はジンバブエ与野党党首を説得できない一方で、忍耐の限界を示した。

 12時間におよぶ非公開の協議でも、ジンバブエのロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領による、野党・民主変革運動(Movement for Democratic ChangeMDC)モーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)議長への歩み寄りをもたらすことはできなかった。

 SADCのトマス・サロマン(Tomaz Salomao)事務局長は、ジンバブエがSADCの支援継続を希望するならば連立政権を「即時」樹立するようにと呼び掛けた。(c)AFP/Aderogba Obisesan