【11月8日 AFP】(写真追加、一部更新)カリブ海のハイチで7日、700人が通う学校の校舎が倒壊し、日本時間8日午後11時までに児童・生徒ら82人が死亡、107人が負傷したことが確認された。多数が建物の下敷きになっているとされ、救助隊関係者は最終的な死者数が大幅に増加すると見ている。

 当初、50人死亡と発表されていたが、同国の市民保護当局者は8日、「救助隊が夜通し作業を続け、さらに8人の遺体を収容した」と発表した。その後日本時間8日午後11時までに倒壊した学校の教室で生徒20人と教師1人の遺体が発見されるなど、犠牲者の数は増えている。

 学校は、首都ポルトープランス(Port-au-Prince)郊外のペチョンビル(Petionville)に位置し、7日午前10時(日本時間8日零時)ごろ突然校舎が倒壊した。授業中だったため多く児童・生徒や教職員が校舎内にいた。

 校舎は、最上階を増築中だった。

 事故発生直後、国際赤十字(International Red Cross)のAlex Claudon氏は米テレビCNNに、「現在、犠牲者数の把握はできないが非常に大きな数に上る可能性がある」と話していた。(c)AFP