【11月4日 AFP】中国の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会(Association for Relations Across the Taiwan StraitARATS)の陳雲林(Chen Yunlin)会長は3日、経済関係強化を協議するため5日間の日程で台湾入りした。1949年の中台分断以降、訪台した中国要人としては最高位となる。

 中国・北京(Beijing)からチャーター機で台北(Taipei)の空港に到着した陳会長は、今週予定されている歴史的な会談は中台間に信頼を築く唯一の道だと述べた。陳会長は今回の訪台で馬英九(Ma Ying-jeou)総統とも会談する。陳会長には政府高官と経済界トップ60人以上が同行している。

 一方、台湾の独立派活動家らは陳会長の訪問に抗議するデモ行進を実施、大規模な集会も予定している。(c)AFP/Benjamin Yeh