【11月2日 AFP】エジプトのメディアは1日、同国で人気の歌「Keep the Weapon Awake(武器を眠らせるな!の意)」を用いたED治療薬のテレビ広告に対し、視聴者からの抗議が殺到したため、同広告の放送が中止されたと伝えた。

 エジプトの独立系日刊紙アルマスリ・アルヨウム(Al-Masry Al-Yom)によると、ED治療薬のテレビCMで使用された歌は、1973年の第4次中東戦争でイスラエル軍がスエズ運河(Suez Canal)まで到達した際に、エジプト軍を鼓舞するため、エジプト人詩人アハメド・シャフィーク・カメル(Ahmed Shafiq Kamel)が作曲したもの。

 あるエジプトの衛星放送局の所有者は「気に障る広告で、正しくない」として、同広告の放送を中止したと語った。

 第4次中東戦争は、エジプト・イスラエル間の和平協定や、1967年の第3次中東戦争でイスラエルに奪われたエジプト領からのイスラエル軍撤退などの成果につながった。このため多くのエジプト人が強い誇りを感じている。

 毎年10月には、第4次中東戦争を記念する政府主催の軍事パレードが開催されている。(c)AFP