【10月30日 AFP】アフガニスタンの首都カブール(Kabul)で30日、文化・青年省の建物内で男が自爆し、地元警察によると少なくとも5人が死亡したほか、23人が負傷した。男は旧支配勢力のイスラム原理主義組織タリバン(Taliban)のメンバーとみられる。

 男は建物の入り口で守衛を射殺した後、建物内の会議室に駆け込み自爆したという。爆発で3人が即死。重体の2人も、搬送先の病院で死亡した。

 文化・青年省の報道官によると、自爆テロがあった会議室は、アブドゥル・カリム・ホラム(Abdul Karim Khoram)文化・青年相の執務室の真下の部屋だったが、爆発当時、ホラム青年相は不在だったため難を免れたが、報道官はホラム氏殺害を狙ったテロとの見方を示した。

 ホラム文化・青年相は5月、南部カンダハル(Kandahar)で自爆テロに巻き込まれ、重傷を負っている。(c)AFP/Waheedullah Massoud