【10月30日 AFP】(一部更新)インド北東部アッサム(Assam)州各地で30日、連続して12件の爆発があり、地元警察によると少なくとも61人が死亡、300人以上が負傷した。

 これまでに警察が確認したところ、爆発は州内各地で1時間以内に連続して発生しており、このうち6回は州都グワハティ(Guwahati)の人出の多い市場や裁判所前で起きている。特に裁判所前で起きた爆発は、付近の車両の車体がゆがむほど大規模なものだった。

 アッサム州政府報道官によると、61人の死亡者のうち31人がグワハティでの爆発の犠牲者。

 このほか、地元警察によると、3件の爆発があったコークラージャール(Kokrajhar)では19人、バルペタ(Barpeta)では11人が死亡している。

 アッサム州政府報道官が発表した捜査の途中経過報告によると、数件の爆発は、発火物質を詰めた爆発物を自転車に巻き付けたものだった。

 今のところ、犯行声明は出ていないが、州政府高官はアッサム地方の分離独立を目指す過激派組織「アッサム統一解放戦線(ULFA)」による犯行との見方を示した。

 一方、ULFAは爆発事件との関連を否定する声明を発表している。(c)AFP/Zarir Hussain