【10月24日 AFP】(一部更新)24日の東京株式市場は、国内企業の業績悪化懸念から大幅続落、日経平均株価は8000円の大台を割り込んで、前日比811円90銭(9.6%)安の7649円08銭で引けた。2003年4月28日に付けたバブル後最安値に次ぐ安値水準となった。

 東京外国為替市場で円相場がそれぞれ1ドル=95円32銭(1995年8月以来13年ぶり)、1ユーロ=122円07銭(2002年12月以来約6年ぶり)と急進したことで、輸出関連企業の業績悪化懸念が膨らんだ。

 また、前日にソニー(Sony)が09年3月期の連結業績予想を下方修正したことも嫌気された。ソニー株は24日午前の取り引きで11.3%と大幅に下落した。

 アジア欧州会議(ASEM)首脳会議出席のため訪中している麻生太郎(Taro Aso)首相は、北京(Beijing)で記者団に対し、「日本経済が悪いという状況ではない」と述べ、東京市場の株価下落は世界的不況の影響だとの認識を示した。(c)AFP