【10月23日 AFP】麻生太郎(Taro Aso)首相は22日、国内の景気悪化懸念が高まっている中で毎晩のように高級レストランやバーで会食しているとの批判に反論。記者団に対し、強い口調で「幸いにして自分のお金がある。自分で払っている」「これまでのスタイルだし、これからも変えるつもりもない」などと述べた。

 麻生首相は、9月下旬の就任以来、都内の高級ホテルのレストランやバーで側近らと定期的に会食をくり返している。19日には、都内のスーパーを視察し食品価格高騰について客らと意見を交わした後で、帝国ホテル(Imperial Hotel)内のレストランで数時間にわたって食事をし、メディアから批判を浴びていた。

 これについて、麻生首相は「(たくさんの人と会う時は)ホテルのバーは安全で安いところだと思っている」と反論した。

 麻生首相は、吉田茂(Shigeru Yoshida)元首相を母方の祖父に持つエリートの家系で、都内の一等地に広大な自宅を所有している。その一方で、最近はマンガ好きという一面を強調し庶民性をアピールしている。(c)AFP