【10月22日 AFP】日焼けでダメージを受けた皮膚が、光感受性を高める軟膏薬とレーザー療法で回復するとした米ミシガン大学(University of Michigan)の研究チームによる実験結果が20日、医学誌に発表された。

 実験では、前腕部の皮膚に重度の日焼けを負った54歳から84歳までの成人24人に対し、患部に光感受性を高める軟膏を処方した後、レーザー治療を行った。

 光線力学療法と呼ばれる同治療法は、皮膚のコラーゲンレベルを高めるなどの効果があり、皮膚の外見的変化をもたらし、がん細胞化する恐れのある前がん病変や皮膚がんの治療などに用いられる。

 しかし、「見た目重視の皮膚科学」において、同療法の応用分野などについての研究は進んでいない。

 研究を主導した同大のジェフリー・オリンガー(Jeffrey Orringer)准教授は「光線力学療法は、近年になって臨床診療に取り入れられるようになってきたが、その有効性の仕組みについては、詳細研究がなされてこなかった」と語る。また、同療法を顔面皮膚の治療に応用するためには、まだ研究を要するという。

 詳細は、20日発行の米医師会(American Medical Association)誌『Archives of Dermatology』に掲載されている。(c)AFP