08年米連邦議会選、共和党大敗の観測強まる 引退選ぶ議員も
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【10月20日 AFP】来月4日に行われる米連邦議会選挙は、米金融危機の余波で共和党が大敗するとの観測が強まり、惨敗を喫するよりはと引退を表明する共和党上院議員も数人出る事態となっている。
上下両院で民主党が圧勝した2006年の中間選挙から依然として立ち直れずにいる共和党内には、以前から次の選挙での不振を懸念する声があった。だが、投票まで2週間となり、金融危機を追い風に大統領選で支持を伸ばすバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員の恩恵を受ける民主党候補らに躍進の期待が高まる一方、共和党は議席減が確実視されている。
民主党は、上院では控えめに見積もっても4、5議席を獲得し、過半数を確保すると見られる。また最新の世論調査からは、下院では少なくとも20議席を積み増すとの予想がされている。
米ミズーリ(Missouri)州セントルイス(St. Louis)にあるワシントン大学(Washington University)のスティーブン・スミス(Steven Smith)教授(議会政治)は、議会選の争点は経済問題だと指摘。「共和党は金融危機の元凶とされ、民主党に期待する声が強まっている」と語った。
今年の議会選で接戦が予想される州は、改選スケジュールの巡り合わせで民主党に有利になっている。上院の改選議席は、民主党がわずか12人なのに対し、共和党は22人に上り、共和党の勝利がかろうじて期待できるのはルイジアナ(Louisiana)州のみとなっている。(c)AFP/Stephen Collinson