【10月14日 AFP】フランス反ドーピング機関(Agence Francaise de Lutte contre le DopageAFLD)は13日、ゲロルシュタイナー(Gerolsteiner)のベルンハート・コール(Bernhard Kohl、オーストリア)から、持続性エリスロポエチン受容体活性化剤(Continuous Erythropoiesis Receptor ActivatorCERA)と呼ばれる新世代のエリスロポエチン(ErythropoietinEPO)の陽性反応が検出されたことを明らかにした。

 コールは、2008ツール・ド・フランス(2008 Tour de France)で総合3位に入ると共に山岳賞(マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ)を獲得していた。

 AFLDは、CERAに対応する新たな血液検査を導入し、2008ツール・ド・フランスで採取された血液サンプルを過去にさかのぼって検査していた。コールは、リカルド・リッコ(Riccardo Ricco、イタリア)とレオナルド・ピエポリ(Leonardo Piepoli、イタリア)、ステファン・シューマッハ(Stefan Schumacher、ドイツ)の3選手に続き、CERAが検出された4人目の選手となった。

 AFLDは13日に発表した声明の中で「シャトネー-マラブリーの研究所による分析で、ツール・ド・フランス直前の7月3日と期間中の同17日にベルンハート・コールから採取された血液サンプルの中から、CERAの存在を示す2つの異常サンプルが発見されたことをAFLDは正式に表明する。当該選手への通告は、オーストリア反ドーピング機関(Nationale Anti-Doping Agentur AustriaNADA Austria)を通じて行われた。2008ツール・ド・フランスは国際自転車競技連合(International Cycling UnionUCI)の年間スケジュールに含まれていないため、AFLD、NADAにより当該選手への懲戒手続が取られることになる」と語っている。

 過去半世紀でオーストリア人選手として唯一ツール・ド・フランスで総合3位に入ったコールは、サイレンス・ロット(Silence-Lotto)と2009年シーズンから3年間の契約を結んでいた。

 しかし、サイレンス・ロットのヘールト・クーマン(Geert Coeman)監督は、オーストリア通信(Austria Press AgencyAPA)対し、陽性反応が確定した場合にはコールとの契約を破棄することを明らかにしている。クーマン監督は「まだベルンハートと話せていなが、陽性反応が確定した場合には必要な措置を取ることになる。彼との契約は無効になるかもしれない」と語っている。(c)AFP