【10月13日 AFP】バチカンのサンピエトロ広場(St Peter's Square)で12日、列聖式が行われ、インド人のAlfonsa修道女を含む4人が新たに聖人に列せられた。インド初の女性聖人の誕生に、インドの司祭や修道女らをはじめ約4万人が同広場を訪れた。

 1910年に生まれたAlfonsa修道女は、修道院に入ることを固く決意し、結婚を勧めるおばを黙らせるためにわざと火の中に入り足にやけどを負った。

 比較的短かった人生の大部分を重い病気に悩まされて過ごしたAlfonsa修道女は、禁欲主義と慈悲の心で知られていた。死後、数々の奇跡が彼女に帰せられ、埋葬地は巡礼地となった。病気の救いを求めてやってくる人々が特に多いという。(c)AFP/Emmanuelle Andreani