【10月10日 AFP】(一部更新)国際通貨基金(International Monetary FundIMF)のドミニク・ストロスカーン(Dominique Strauss-Kahn)専務理事は9日、世界的な金融危機で財政難に陥った国に対し、緊急融資枠の提供を開始したと発表した。

 ストロスカーン専務理事は記者会見で、「危機対応に焦点を絞って融資条件を簡素化した融資制度によって(支援要請に)迅速に対応するため、IMFの緊急融資手続きを8日に開始した」と発表した。

 同専務理事は、世界経済は1930年代の大恐慌以来最悪の金融危機によって「リセッション(景気後退)の瀬戸際にある」と説明。「一部の新興国で発生が予想される問題を解決するため」に緊急融資の開始に踏み切ったと述べ、「問題に直面している国のどのような要請にも、IMFは応じる用意がある」と付け加えた。

 また、危機対応においては欧州連合(EU)各国は一国による一方的な行動を避け、協調して対策を実施すべきだと強調。「協力・協調した行動が(対策の)成功には不可欠。あらゆる協力関係が推奨されるべきだ」と述べ、単独行動は「非難、阻止されるべき」との考えを示した。(c)AFP