【9月30日 AFP】プレーヤーがあたかも神であるかのように世界の創造をシミュレートする人気ゲーム「SPORE(スポア)」が、プレーヤーが知らないうちに著作権管理ソフトをパソコンにインストールしているとして、米国の女性が22日、同ソフトの制作者らを米カリフォルニア(California)州北部の連邦裁判所に提訴した。

 訴えによると、スポアはプレーヤーに警告することなくDRM(デジタル著作権管理技術)ソフトをインストールし、ゲームソフト本体をアンインストールしても同ソフトはアンインストールできないという。

 また、「SPORE」を制作したゲームソフト大手エレクトロニック・アーツ(Electronic Arts)は販売店などに対し、著作権管理ソフトが含まれていることを告げていたものの、同ソフトで使用されている「SecuROM」プログラムが「警告無しに自らをインストールするもので、本質的にウィルスである」ことを説明しなかったという。

 DRMソフトは、パソコンの中枢部の活動を監視し、コンピューターのいくつかの命令を阻止し、ハードウェアを妨害することもある。

 原告は、陪審裁判を要求しており、エレクトロニック・アーツに対し損害賠償の支払いと、「SPORE」の売り上げの全額返却を求めている。また、「SPORE」購入者全員による集団訴訟を模索しているという。

「SPORE」は9月から米国、欧州、アジア、オーストラリアで販売されている。エレクトロニック・アーツは、AFPに対し、係争中であることを理由にコメントを拒否した。

 DRMソフトは、ビデオゲームやデジタル化された音楽や映画などで、著作権侵害を阻止するために一般的に使用されている。ビデオゲームのなかには、オリジナルのディスクをPCに挿入しなければゲームをプレーできないものもある。(c)AFP