【9月29日 AFP】08NFL・第4週、タンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)対グリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)。試合はバッカニアーズが30-21でパッカーズを下した。

 試合が行われる4日前に自身の息子であるマシュー・トライソン(Matthew Tryson)ちゃんを亡くしたパッカーズのマット・ブライアント(Matt Bryant)は、3本のフィールドゴールを決めて勝利に貢献した。

 24日に自宅で生後3か月の息子を亡くしたブライアントは「今日は彼の日だ。僕にとって彼は全てだった。試合中、頭の中で彼と話していたんだ。彼を思い出したかった。彼は僕の大事な息子だった。彼はいつでも僕と一緒だ。昨日(27日)息子を埋葬した。トライス(トライソンの愛称)の名をたたえたかった。彼の命がこんな早く終わってしまうなんて公平じゃない。(プレーすることで)立ち直って、彼をたたえることができると感じた。彼はここに一緒にいる。彼が助けてくれた」と語り、息子への感謝のしるしとしてプレーすることに至ったと明かした。

 しかしながら、ブライアントは「この状態に近い試合は他には考えられない。集中し続けるのは難しい。悪い試合はしたくなかった。集中したかった。疲れて、本当に精根尽き果ててしまった」と、試合に集中することが難しかったと語っている。(c)AFP