【9月29日 AFP】08F1第15戦シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2008)決勝。ポールポジションからスタートしたフェラーリ(Ferrari)のフェリペ・マッサ(Felipe Massa)は、1時間57分51秒474でフィニッシュし、13位に終わった。

 ドライバーズタイトルを争っているマッサにとって、シンガポールGPは悲惨な結果となった。しかしマッサは、自身のレースを台無しにしたピットクルーを非難することはなかった。

 トップを走行していたマッサは、ピット作業が終了した合図のグリーンライトを確認しマシンを加速させたが、マッサのマシンには給油ホースが装着されたままになっていた。マッサのマシンからは燃料が撒き散らされ、ピットクルーの1人を引きずり倒した。マッサはピットレーン出口付近にマシンを止め、ピットクルーがやってきてホースを外すのを待たなければならなかった。

 その後マッサはピットレーンを離れる際の危険行為によりドライブスルーペナルティーを下された。順位は18位まで下がり、ポイント圏内でレースを終えることは絶望的となってしまった。

 そのような結果にもかかわらず、マッサは淡々としていた。残り3戦でマクラーレン・メルセデス(McLaren-Mercedes)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)との差が7ポイントと開いてしまったマッサは「ワンツーフィニッシュで終えられたかもしれない。異なった結果を手に入れる可能性があった。欲していた勝利が手に届くところあったので、このような形でレースが台無しなってしまったことに簡単には対処できない。しかし状況はそのときどきで変化する可能性があり、今日はあのような結果になってしまっただけだ。人間は誰でもミスをする。僕は誰かに詰め寄って口論するようなタイプの人間ではない。モチベーションがより高まるようミスしたクルーには声をかけた。残り3戦でチームは彼を必要としている。皆がひとつになることが必要だ」と語った。(c)AFP