【9月26日 MODE PRESS】仏ブランド「ロンシャン(LONGCHAMP)」の創業60周年記念パーティが19日、東京・表参道で開かれた。会場には、ベルギー出身のアーティスト、ジャン=リュック・モーマン(Jean-Luc Moerman)とコラボレーションした バッグ「LM モーマン」がディスプレイされ、モデルの冨永愛(Ai Tominaga)をはじめとした多くのゲストが祝福に駆けつけた。

 今回の目玉となったベルギー出身のジャン=リュック・モーマンは、広告写真や雑誌のページ、壁面などに、独自の有機的なタトゥを施した一連の作品で知られるアーティスト。彼が手がけた「LM モーマン」は、馬とベルトのモチーフをプリントした1970年代のヒット商品「LM」コレクションに、モーマンらしい新たな解釈ともいえる鮮やかなタトゥを組み合わせた逸品だ。
 
 オリヴィエ・キャスグラン(Olivier Cassegrain)米ロンシャン・マネジング・ディレクターは「鞄に使う皮革と、タトゥを刻む皮膚は、同じ“スキン”。今回モーマンを起用したのは、そこが原点。見るものの感性を刺激するアートでありながら、実際に使いやすい。このバッグは、我々のブランドそのものなのです」と語る。

 その横で喜びを隠しきれないモーマンは「これまで自分の作品はコレクターの手元や美術館にしかなかったけれど、今回は手ごろな価格の商品も揃っている。世界中の女性がこのバッグを手にして歩いている姿を想像すると・・・最高に幸せだね」と続けた。

 「LM モーマン」には、モーマン本人が一つ一つ異なるプリントを手で刷った世界限定60個の「LM モーマン・オリジナル」と、ベージュ×黒のコマーシャルライン「LM モーマン ・エディション」の2種類がある。価格は「LM モーマン・オリジナル」が67万2000円、「LM モーマン・エディション」が12万6000円。

 さらに、60周年記念商品として、「LM モーマン」の他に、「LM」コレクションを当時のまま忠実に再現した「LMヴィンテージ」と、黒のパテントレザーを使ったモダンな「LMヴェルニ」が登場。クラッチバッグや手袋が3万円代、A4サイズの書類が入るトートバッグやボストンバッグで10万円台前後と、手頃な価格の商品が揃っている。

 「LM モーマン」、「LMヴィンテージ」、「LMヴェルニ」ともにロンシャン銀座をはじめとした全国のブティックなどで9月から発売中だ。 (c)MODE PRESS

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