【9月22日 AFP】横須賀で21日、米海軍横須賀基地に25日配備される原子力空母「ジョージ・ワシントン(USS George Washington)」の入港に反対するデモが行われ、市民ら200人近くが参加した。

 そぼ降る雨の中、団結のシンボルとしてピンクとオレンジの手袋を着けた参加者は、日米安保条約や米軍駐留、原子力空母配備に反対を叫びながら、基地周辺をデモ行進した。

 ジョージ・ワシントンは、横須賀基地での10年の任務を終え退役するディーゼルエンジン推進の空母キティホーク(USS Kitty Hawk)の後継艦で、米国外の港への配備は横須賀が初となる。

 米国は、緊迫する東アジア情勢を背景に、横須賀基地には最新鋭空母を配備すべきと主張している。ジョージ・ワシントンは全長333約メートルの大型空母で、艦載機は70機以上、原子炉を2基搭載している。(c)AFP