【9月20日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)の共同設立者のセルゲイ・ブリン(Sergey Brin)氏が、18日に立ち上げたばかりの個人ブログで、パーキンソン病になるリスクを高める遺伝子変異を持っていることを告白した。

 ブリン氏がインターネット上に掲載した動画や声明文などが話題となるのは今回が初めてではないが、同氏は18日、2003年にグーグルが買収したブログ・サービス「Blogger」でブログ・デビューし、そこで個人的な深い考えなどを披露した。

 ブリン氏は母親がパーキンソン病と診断されたことや、妻のアン・ウォジツキ(Anne Wojcicki)氏らが設立した、個人向けゲノム情報解析サービス会社「23アンド・ミー(23andMe)」の検査で、パーキンソン病になる可能性を「顕著に」高める遺伝子変異を持っていることが分かったと明らかにした。

「23アンド・ミー」は、ウォジツキ氏とリンダ・エイビー(Linda Avey)氏が2年前に米カリフォルニア(California)州に設立した会社で、1人399ドル(約4万3000円)で遺伝子型を解析し、ゲノム情報をウェブ上で提供するというサービスを提供している。

 同氏はまた、パーキンソン病撲滅に向け、パーキンソン研究所(Parkinson's Institute)やマイケル・J・フォックス財団(Michael J. Fox Foundation)と協力しているとし、ウェブサイトのリンク先も示した。

「わたしは自分のいる立場に幸運を感じている。『青春の泉』でも発見されない限り、わたしたち誰もが年をとれば何らかの症状が出る。わたしたちはそれが何なのか知らないだけだが、わたしはほかの大半の人たちよりも、どのような病気にかかるか予測でき、それに向けて何十年も準備することができる」

 ブリン氏はまた、遺伝子を親族のものと比較したり、自分のDNAが同じ名字を持っている人とつながりがあるかを調べていることも明らかにした。(c)AFP

サーゲイ・ブリン氏のブログ(英語)