【9月16日 AFP】中国各地で粉ミルクを飲んだ乳児が腎臓結石を発症する事例が相次ぎ、2人が死亡した事件で、ミルクを汚染していた有害物質メラミンが22社、計69ブランドから検出された。16日、国営中国中央テレビ局(CCTV)が発表した。

 中国政府は同日、メラミン汚染が検出された全ブランドの販売禁止を命じた。CCTVでは「乳製品の安全性を確保するため、政府の関係省庁は該当製品の撤収、封印、回収、処分を開始した」と報じた。

 前週発覚した同事件では、乳児1200人に健康障害が確認されているが、これまでは大手乳製品メーカー三鹿集団(Sanlu Group)が製造・販売した粉ミルクのみに限られているとみられていた。しかし、事件に関連して実施された全国規模の調査で、さらに多くの粉ミルク・ブランドから汚染が検出された。

 中国政府は今回の事件について、粉ミルクのタンパク質含有量を増やす意図でメラミンを添加したとみられる搾乳業者らの責任を追及している。

 前日、国営各メディアは事件に関連して警察が容疑者2人を逮捕し、同事件での逮捕者は計4人になったと報じた。新華社(Xinhua)通信によると、河北(Hebei)省警察が逮捕した4人のうち、2人がメラミンを添加したことを認めたという。

 今後もメラミンの被害を受けた乳児の数は増えると見込まれている。(c)AFP