【9月15日 AFP】死者25人、重傷者95人を出した米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)郊外の列車衝突事故から2日目の現場。

 事故を起こしたのはロサンゼルス近郊を結ぶメトロリンク(Metrolink)の通勤列車とユニオン・パシフィック鉄道(Union Pacific)の貨物列車。米西部時間12日午後4時半(日本時間13日午前8時半)ごろ、ロス郊外チャッツワース(Chatsworth)で正面衝突した。事故当時、通勤列車には222人が乗車していた。

 24人が現場で死亡、後に1人が病院で死亡した。メトロリンクを営業する仏交通企業ヴェオリア・トランスポテーション(Veolia Transportation)は13日夜、貨物列車を通過させるために赤になっていた信号で、メトロリンク側の車掌が停止しなかったことが事故原因だと発表した。この車掌も事故で死亡している。

 ヴェオリア・トランスポテーションはボストン(Boston)、ロサンゼルス、ワシントン(Washington)、デンバー(Denver)など全米の大都市で多くの通勤路線を運営している。この事故は過去15年間で、メトロリンクにとっても全米でも最悪の列車事故となった。(c)AFP