【9月15日 AFP】オーストラリアで14日、「黒魔術ののろいを解く儀式」の最中に、女性に性的暴行をした罪で起訴されていたシドニー在住の男(61)の保釈請求が却下された。AAP通信(Australian Associated Press)が伝えた。

 治安判事は、被告について「奇異で邪悪」と説明し、保釈を認めなかった。同被告は、2001-05年の間の150件の罪状で起訴されている。

 ニューサウスウェールズ(New South Wales)州警察によると、被害者の女性は、シドニーのギリシャ人コミュニティーから「のろいをかけられた」と信じ、のろいを取り除くためにコプト正教会(Coptic Orthodox Church)幹部を名乗る被告に協力を求めた。女性は、「祈りの儀式」の最中に目隠しをされ、性的暴行を受けたという。儀式は、シドニー西部の複数のホテルで行われた。

 また、被害者の女性は、「悪魔の目」を取り付けられたと信じていたが、同被告と共犯の男(38)の2人は、「悪魔の目」を除去する報酬にこの女性に7万豪ドル(約620万円)を要求した。女性は、のろいが解かれなければ、家族にまで病気や死といった災厄がもたらされると恐れていたという。

 共犯の男は、79件の罪状で起訴され、12日に保釈請求が却下された。両被告は、10月29日に裁判所に再出廷する。(c)AFP