【8月27日 AFP】カリブ海で発生したハリケーン「グスタフ(Gustav)」は26日、ハイチに上陸し暴風雨による被害をもたらした。ハイチは数日前にも熱帯低気圧フェイ(Fay)に見舞われ、多数の死者を出したばかりだった。

 米フロリダ(Florida)州マイアミ(Miami)の国立ハリケーンセンター(National Hurricane Center)によると、グスタフは現在、最も弱い勢力の「カテゴリー1」のハリケーンで、風速42メートルを維持しながらカリブ海上をジャマイカとキューバがある北西方面に進んでいるが、今後はカリブ海の温暖な海水に暖められ勢力を増すとみられる。

 キューバ気象当局の観測では、27日午後の上陸までに少なくとも「カテゴリー2」にまで発達する見込み。週末にはメキシコ湾に到達するとみられ、海底石油掘削装置などへの被害が懸念される。(c)AFP