【8月24日 AFP】米フロリダ(Florida)州当局は23日、6日間にわたって同州を低速で移動中の熱帯低気圧「フェイ(Fay)」による暴風雨で、これまでに11人が死亡したと発表した。

 熱帯低気圧フェイの接近や通過により、これまでフロリダ州南部の7つの郡では複数の竜巻が発生し、家屋10軒が全壊、50軒が被害を受けた。洪水による浸水の被害は約5万軒に上り、停電で10万人が影響を受けた。

 米国立ハリケーンセンター(US National Hurricane Center)によると、フェイの中心は現地時間23日午後1時00分(日本時間24日午前3時00分)現在、メキシコ湾に面したフロリダ州西端の町ペンサコーラ(Pensacola)の東125キロに位置し、時速約13キロで西に向かっている。風速は秒速20メートルだが、強い突風も伴っているという。(c)AFP