日米台、WTOに紛争解決要求 EUのハイテク製品課税をめぐり
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【8月19日 AFP】米通商代表部(U.S. Trade Representative、USTR)のスーザン・シュワブ(Susan Schwab)代表は18日、欧州連合(EU)によるハイテク製品課税は世界貿易機関(World Trade Organization、WTO)の協定に違反しているとして、日本、米国、台湾がWTOに対し共同で紛争解決を求めたことを明らかにした。
WTOは、1996年の会合で合意した情報技術協定(Information Technology Agreement、ITA)で、IT機器に対する関税の撤廃を定めている。
一方、EUはインターネット接続用のケーブルボックス、パソコンの液晶モニターや、スキャナー、ファックス、コピー機能が搭載された複合プリンターなどに関税を課しており、日米台はこれがWTO協定違反だと主張している。
シュワブ代表は、「EUは、ITA締結時には存在しなかたっとの口実でこれらのIT製品に対する課税を続け、情報技術産業の発展を妨げ、価格をつり上げ消費者の利益を損ねている」と非難した。
USTRによると、全世界における2007年のIT機器貿易総額は700億ドル(約7兆7000億円)に達する。
3国の訴えについては29日、紛争処理小委員会で審議される見通し。(c)AFP
WTOは、1996年の会合で合意した情報技術協定(Information Technology Agreement、ITA)で、IT機器に対する関税の撤廃を定めている。
一方、EUはインターネット接続用のケーブルボックス、パソコンの液晶モニターや、スキャナー、ファックス、コピー機能が搭載された複合プリンターなどに関税を課しており、日米台はこれがWTO協定違反だと主張している。
シュワブ代表は、「EUは、ITA締結時には存在しなかたっとの口実でこれらのIT製品に対する課税を続け、情報技術産業の発展を妨げ、価格をつり上げ消費者の利益を損ねている」と非難した。
USTRによると、全世界における2007年のIT機器貿易総額は700億ドル(約7兆7000億円)に達する。
3国の訴えについては29日、紛争処理小委員会で審議される見通し。(c)AFP