【8月7日 AFP】中国の上海交通大学(Shanghai Jiaotong University)が今月15日に発表する「世界の大学ランキング」では、米国の大学が依然として上位を占めているものの、中国の大学がじわじわと順位を上げている。

 このランキングは、江沢民(Jiang Zemin)前国家主席の出身校でもある同大の高等教育研究所が、卒業生や研究員におけるノーベル賞受賞者数や権威ある学術専門誌に発表された論文の数などを基準に選定するもので、今年で6回目を数える。

 中国の大学は、「アジア太平洋地域のトップ100」では18校がランクインし、前年の14校から増えた。しかし「世界のトップ100」へのランクインは今年も果たせず、19位に入った東京大学(Tokyo University)などアジアのトップ校には大きく遅れをとっている。

 1位は今年もハーバード大学(Harvard University)で、2位はスタンフォード大学(Stanford University)、3位はカリフォルニア大学バークレー校(University of California Berkeley)だった。上位10校中8校を米国勢が占めるなか、英国のオックスフォード大学(Oxford University)は4位、ケンブリッジ大学(Cambridge University)は10位に食い込んだ。 

 世界ランキングにおける中国(香港除く)の最高位は223位の南京大学(Nanjing University)で、長らく中国の最高学府と考えられてきた北京大学(Peking University)を2ランク上回った。(c)AFP