【8月29日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)は28日、チェルシー(Chelsea)からショーン・ライト=フィリップス(Shaun Wright-Phillips)を獲得した。移籍金は明らかにされていない。

 4年契約を結んだライト=フィリップスは、31日に行われるサンダーランド(Sunderland AFC)戦でマンチェスター・シティでの2度目のデビューを飾る可能性もある。

 チームは公式ウェブサイト上で「マンチェスター・シティは、ショーン・ライト=フィリップスのクラブへの再加入を独占で発表する。ファンの本命であったライト=フィリップスは、今朝(28日)メディカルチェックを済ませた後に契約に合意し、チェルシーとの未公表の契約を完了させて4年契約で再加入します」と声明を発表している。

 移籍金約1000万ポンド(約20億円)と予想されているライト=フィリップスは、落胆に終わったチェルシーでの3年間を経て、最近では移籍の噂が取りざたされていた。

 2005年7月に2100万ポンド(当時の約42億円)でそれまでの7年間を過ごしたマンチェスター・シティからチェルシーへ移籍したものの、調子を取り戻すのに苦しんでいた。チェルシーでは43試合のリーグ戦に先発出場し4得点に終わったライト=フィリップスは「シティに戻ってこれて嬉しいし、再出発するのが待ちきれない」と公式ウェブサイト上で語り、自身のキャリア再開を待ちきれないでいることを明かしている。

 マーク・ヒューズ(Mark Hughes)監督は、クラブの購買力が疑問視された直後の実力者の獲得に喜びを見せている。29日の記者会見でライト=フィリップス獲得の公式発表が行われると見られる。(c)AFP